ディベートとディスカッション

よく聞く言葉として、ビジネス用語としては有名な「ディベート」と「ディスカッション」
この二つの明確な違いって何でしょうか?
どちらも徹底的に討論する、お互いに意見を出し合う事によって進めるというのは当然としても、その大きな違いと言うのは説明しにくいのではないでしょうか?

ディベートとは、しっかりとした明確なルールの元に討論を行うことです。
これに対してディスカッションとは、特に規定を設けない自由討論を言います。

ディベートでは、結論としての結びである最終的な決定を第三者が下す形が主です。
つまり、AさんとBさんが、ひとつの議題に対してお互いが意見を交換し、その上で個人の主義や主張とは一切関係なく論題に対する肯定か否定のどちらかをしっかりと明確にします。
そして、その交わされた意見や論題を基に、Cさんが優れている方(より最適な方)を選ぶという形になります。

ディスカッションの場合では、結論を求めるのではなく、方向性を見出す場合に用いられることが多いようです。
中立の立場として討論に参加することも可能であり、更に他の人達の意見を聞いて肯定や否定へと立場を移動することも可能です。
つまり、常に流動的な形式で討論は進める形となりますので、全くデータの無い、もしくは少ない案件に対して、ディスカッションでお互いの理解の幅を深める効果も期待できます。

ディベートでは自分の意見をしっかりと最後まで守る事が前提であり、肯定から否定へと変化することはありません。
ここが二つの大きな違いなのです。


ディべートは論題に対して、個人の意思に関わらず肯定か否定かが決まります。
ですから、主観的な見方を切り離して客観的な見方をしなければいけません。
また、ディべートで万全な準備ができるのは自分の立論のみです。
相手からの反論、相手への反論を自分の立論とその場の流れによって臨機応変に対応しなければ、ディベートで自分の意見を通す事は出来ません。
冷静かつ的確な状況判断力と、しっかりとした準備段階での状況推察力が必要とされるのです。

教育ディベートなども、最近では企業として取り組むというのも増えてきました。
こういった経験は様々な面の能力を向上させ、ビジネスにおいて、あらゆる交渉の場で絶大な力を発揮します。

いざ討論を始めるとなると、それなりの準備も必要になり、まとまった時間が必要な部分は否めません。
しかし、それだけの価値がありますし、是非とも機会があれば、積極的に参加したいですね。



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