日曜日の雑談2

ずいぶん前の話になりますが、大分びっくりした話です。
これは「わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる」で知ったのですが、
パワーポイントをつかって(遺書)を作ったというものです。

パワーポイントで遺書
プロジェクトマネージャのロン・バトラー氏が自殺という悲劇的な結末を選択するに至った経緯を48枚のパワーポイントにまとめていたことが、同僚の証言で火曜日明らかになった。


「ロンが睡眠薬を大量に飲んだと聞いたとき、わたしは衝撃を受けました」同僚のへクターは証言する。「しかし、ロンが最期に残したパワーポイントのプレゼンテーションを見たとき、彼が悲しみや苦痛のあまり自殺という手段をとらざるを得ないことに強く納得させられました」


パワーポイント遺書さよなら.pptは次の4つのセクションに分けられている。


 ・現在の状況分析
 ・謝罪とお別れのあいさつ
 ・遺言と葬儀について
 ・最後に


社長のウィリアムズ・ケネディ氏によれば「さよなら.pptは分かりやすく、簡潔で、かつ説得力があります」という。「スライドショーで見たあと、彼のプレゼンテーションに圧倒されました。彼はマイクロソフト・パワーポイント・アプリケーションのマルチメディア能力を120パーセント引き出しているといえます」


最初のセクションでは、妻および子どもを自動車事故で亡くした彼の悲しみが三次元棒グラフで充分に表現されている。「妻と子どもの墓石のJPEG画像が貼ってあることで、彼の悲しみが痛いほど伝わりました」同僚のアンが述べている。


次のセクションでは、同僚へのお別れや友達への謝罪が順序づけられて書かれている。「謝罪とお別れのあいさつセクションの色づかいは、ディジタル・プロジェクターのディスプレイのためにあつらえたかのように、不思議にマッチしていた」上司のビル・スクラップはこう言う「私は、わが社の中でロンだけがパワーポイントのGretagを理解して使いこなせる唯一の人物だと断言する」


第3のセクションでは遺言と葬儀について的確な指示が書かれている。ここには、電話番号順にインデックスされたバトラー氏の友人・親戚リストと、彼の遺灰の取り扱いについての注意書きも含まれている。


「ロンの名誉のために言うけど」人材管理マネージャのゲイル・エヴァートが言う「あいつはプレゼン準備に時間をかけすぎるんだ。このさよなら.pptもどえらい下準備をして作ったに違いない。もっと時間を短縮するため、セクションごとに分割して部下に書いてもらうべきだったんだ」


また、広報担当のジッタ・プラーヤン氏はこう主張する「プレゼンテーションがいくつか"改良の余地がある"ことに異論がある方はいないでしょう」彼の指摘をまとめると「前半の彼の悲しみと苦しみの現状分析は的確です。しかし後半への展開のためには、聴衆への効果を維持するためにムードを明るくするべきでした。さらに、このセクションでくり返されるドアを閉じる音響効果は無意味だったいえます」


バトラーのさよなら.pptファイルが最初に作成されたのが2004年8月8日だったことが分かると、同僚や上司は強いショックを受けたようだ。「私はもっと早くに気づくべきだったかもしれません。ロンが先週、彼の共有フォルダ内のファイルを全て削除していたことです。私はデフラグの心配をしていて、彼が"準備"をしていることなんて想像もしていませんでした」アンはこうも言っている「マイクロソフト・ワークショップでの彼の作業の進捗度合いにもっと気を配っていれば、こんなことにはならなかったでしょう」


ロン・バトラーの両親はこう述べている「わしがもっとメールや動画ファイルとやらをちゃんとできたなら、こんなことにならなかっただろうに。わしらは新しいものは苦手なんじゃ。けど、まさにそのメールに、息子が自殺しようとしていることやその方法が書いてあったんじゃ。わしらがそのメールを開けるのに手間取っているうちに、手遅れになってしもうたんじゃ」


ケネディ社長はこのパワーポイントが「決して忘れることのない」プレゼンであり、同社のアーカイブとして永久保存されることを表明している。また、さよなら.pptの最期のセクションは公開されており、その一部はここで読むことができる。

というネタらしいって・・・ネタかこれ!!!!!