VODとNVOD

近年、回線の高速化とともに日本全国に広がりつつあるVODですが、よく言われるVODとNVODの違いについて知っている人は少ないのではないかと思います。
そこで、VOD(ビデオ・オン・デマンド)とNVOD(ニア・ビデオ・オン・デマンド)の違いについて少々掲載してみようと思います。

VODとは

視聴者が観たいときに、観たい映像を配信するサービス。「Video On Demand」を略して、VODと呼ばれることもある。

現在のテレビ放送では、放送局から一方的に映像が配信されており、視聴者側では、放送局側のスケジュールに合わせて映像を観るしかない。これに対しVODでは、視聴者側が配信開始時間や配信映像を指定し、視聴者側の都合で配信を受けられる。このようにVODでは、視聴者側から放送局側への情報送付が必要なことから、視聴者と放送局の間で双方向通信が可能でなければならない。

完全なVODシステムでは、視聴者が指定した時間に指定した映像を配信するが、この方法では、あらゆる視聴者に異なる映像を配信しなければならず、通信回線の負荷が大きく、視聴にかかるコストも割高になってしまう。これに対し、放送局側では、一定時間間隔で同一の映像をずらして配信し、視聴者がこのうち適当なタイミングを選択できるようにするニアー・ビデオ・オンデマンド(Near VOD:NVOD)と呼ばれる配信方式もある。

NVODとは

視聴者が観たいときに観たい映像を配信するという完全なビデオ・オンデマンド(VOD)方式ではなく、放送局側では、一定時間間隔で同一の映像をずらして配信し、視聴者がこのうち適当なタイミングを選択できるようにする配信方式。「Near Video On Demand」を省略して、NVODと呼ばれることもある。

完全なVODシステムでは、視聴者が指定した時間に指定した映像を配信するが、この方法では、あらゆる視聴者に異なる映像を配信しなければならず、通信回線の負荷が大きく、視聴にかかるコストも割高になってしまう。これに対しNVODでは、視聴者側でプログラムを自由に選択することが困難になるが、代わりに1回の配信で複数の視聴者が映像を鑑賞できるようになるため、通信回線の負荷が軽減し、コストも低下する。

@IT:Insiders Computer Dictionary 様より抜粋

この様に配信の形態によってVODとNVODが違ってくるわけです。
消費者の立場からするとVODの方が優位なように思われますが、回線の状態など様々な要因により全国規模での配信は難しいのではないかと思います。
将来、VODが全国的に実装されるようになったら・・・きっとテレビ業界も様変わりしていることでしょうね。


ビジネスシーンで大活躍!
様々な書類サンプルが全部無料でダウンロードできるんです!
空欄を埋めるだけで誰でも簡単!とっても便利!

http://syoraku.net/